小学校でもプールの授業が始まった。
それがきっかけというわけではないが、ここのところの息子は水に潜るのがとても好きになり、それに伴ってプールの授業が待ち遠しい様子だ。
「プールいつ?」
「プール入りたい」
「プール行きたい!」
毎日そればかりである。
幼稚園入園前まではスイミングプールに通っていたのだが、その時は水に入るのが嫌で嫌で進級のワッペンをなかなかもらえなかったというのに…。
きっかけとしてやはり、水中ゴーグルを購入したことだろう。ゴーグルの付け方を練習させたところ、息子はこれをいたく気に入り、お風呂にまで持ち込むようになった。そしてひたすら湯船に潜るのである。
狭いバスタブの中で鼻を摘んでぶくぶくぶく…と潜水し、しばらく経ってからぶブハー!と顔を出す。おやおや鼻水も出てますよ…と私は息子のはなを拭ってあげたりしている。
しかし、最近は梅雨のせいもあってか雨が多く、学校のプールは中止の日が多い。「プールなかった」「3くみ(息子が在籍しているのは2組)は入ってたのに」「プール無い!何でぇ?!」と毎回がっかりしているのだが、ブール授業割り当ての日に雨が降ってしまっては仕方がない。
「雨が降るのは先生のせいでも、お母さんのせいでもないでしょ」
と言い含めると、息子は憮然としながら言い返してくる。
「じゃあだれのせい?!」
「誰のせいだと思う?」
「雲!」
「雲がくるのは誰のせい?」
「……おに!」
「鬼のせいなのか!じゃあ鬼を倒さないとね」
「剣……、弓でたおす!」
「そうだね。弓を空にバシバシ撃って、空の鬼を倒さないとね」
そんなやり取りをしていると、息子をプールに連れて行ってあげたくなるのだ。
しかし、残念ながら住んでいる地域には「市民プール」も「レジャープール」もない。近隣の市や町にはあるのだが、どこも七月からの営業で六月はまだ時期じゃない。
「プール行きたい!」
息子よ、もう少し待ってくれ。
時期になったらたくさん連れてってあげるからね。