沈殿物を撹拌

思ったこととか感じたことの備忘録です。

地元に税金を払ってないのにこの厚遇

今日は市が開催している母親セミナーの日。

先週も参加したので2回目だ。ご飯を食べて化粧を済まし、荷物を持って9時頃に父の車で保健センターへ。

 

他に4人の妊婦さんが参加している。前回会った人ももちろん、今回初めましての人もいた。小さい娘さんと一緒に来ている人もいて賑やかだ。川崎でも区が主催するセミナーに参加したけど、こっちは田舎らしく少人数しかいないのでのんびりしている。隅にノンカフェインのお茶も数種類用意してあって飲み放題のサービスも。私は地元で勤めたことがないので税金を払っていないのにこの待遇…申し訳ない気持ちだ。

 

今日は前半に栄養の講習と、後半に調理実習がある。塩分・糖分を控えて鉄分を摂る食事のコツ…というお決まりの内容だけど、具体例を出してくれてだいぶ分かりやすい。マックのハンバーガーは1つで1日の塩分摂取量の半分に達しちゃうからサイドメニューをサラダに工夫する、とか、幸楽苑のラーメンは1杯で1日の塩分が摂れちゃうからスープは残しましょうとか。地元の福島は県民の塩分摂取量が全国ワーストクラスらしいので熱心に指導してくれた。

 

後半は調理室で塩分控えめの食事を作る。メニューは鶏肉と豆腐のハンバーグ・ほうれん草とアサリとキノコのスープ、フルーツヨーグルト、バターライス。各々、役割分担をしながら作っていく。みんな主婦なので手際がいい。

時折、隅っこで遊んでた娘ちゃんたちが「ままー」と調理中のママさんに駆け寄ってくる。しばらくまとわりつくと、満足したのかまた遊びに行って、しばらく経つと「ままー」とやってくる、可愛くて顔がゆるむが、これが毎日だと大変なんだろうなぁと思う。参加者のママさんたちは上手く相手をしながらあしらってて、流石!と感心した。私にもこれからこのスキルが備わるのだろうか。

 

出来上がった食事は隣の和室で頂く。塩分控えめのメニューなのにどれも美味しい。ハンバーグはしいたけが旨味と歯ごたえを加えてていい感じ。自分でも作ってみよう。

お腹がいっぱいになったところで片付けを済ませてお開き。今回のセミナーも無料だ。私は地元に税金を払っていないのにこの厚遇…改めて申し訳ない。

 

家に帰ると、母が病院の検査に行ってからまだ帰ってきてないらしい。祖母はデイサービスに行っている。私はお昼を食べてきたので、父は自分で蕎麦を茹でて昼食を用意していた。塩シャケもお茶漬けにして食べたら「これ腐ってる!」と騒ぎ出す。かなり塩の効いたシャケだったのでまさか、と思ったが、そういえば冷蔵庫にラップをかけた酢飯があった。「それ、ご飯が酢飯だったんじゃない?」と言ったらそれか!と納得していた。

母から、目の検査をしたら視界がチカチカするので迎えにきて欲しい、と連絡があったので、父は歩いて病院まで出かけていった。私は「さっき食べたのは酢飯だよ!腐ってたわけじゃないよ!」と念を押す。腐っていた思い込むと本当にお腹が痛くなるかもしれないからだ。人間の身体って不思議。

 

母は帰宅後、意外にも元気にお茶のお稽古に出かけていった。私はBSで中世ヨーロッパの映画を観る。男の一代記を描いていて、話はところどころ理解できないけど圧倒的な映像美で魅せる映画だった。スタッフロールで「監督:スタンリー・キューブリック」と出てきて納得。ちなみに映画の名前は「バリー・リンドン」。有名なんだろうけど不勉強なので知らなかった。ウィキペディアであらすじを調べてへぇ〜と感心した。