沈殿物を撹拌

思ったこととか感じたことの備忘録です。

未知数の経験に怯える。

出産の夢をよく見る。

今回の夢は、ブルーシートが敷かれた体育館みたいなところで、私を含む妊婦さんがたくさん座って、出産に向けて「えいえいおーっ!」と気合を入れる。その後、分娩台に並んで順番に出産するのだ。

私の手前の妊婦さんは、助産師さんがお腹に馬乗りになってグイグイ押されながら出産していて、私はあわわわ…とハラハラするやら自分の番の時はどうなるんだ…と戦々恐々している夢だった。

目を覚ましてもドッと疲れた。未経験の事を控えていると、その未知数さに怯えて夢になって現れるらしい。

 

子供が出来てから、未来に希望を持つより怯える事が多くなった。家を買っても住宅ローンを返せるか、教育資金は用意出来るか、子育てがひと段落したところで社会復帰できるか、子供の思春期と自分の更年期が重なるけど乗り越えられるか…など、さまざまな不安が頭をよぎる。未知数だ。

独身時代は3年後どころか、来年の事も考えていなかったのに、今は20年後30年後をまるで明日のことのように考えている。

以前、家を建てた妹が私に、「お姉はイイよ。将来がどうにでも選べるもの。私はもう選べない。余生だよ余生」と言っていて、何を大げさな…と思っていたけどこういう事か。親になるってことは30年後の未来まで自分の人生にレールを敷くことか。なるほどな。

 

夕方に、両親とコンビニで買い物がてら近所を散歩。側溝にU字溝を埋めて暗渠にする工事をしている場所で進捗状況をチェックする。完成したらどうなるのか、ああだこうだと言い合って歩くのは楽しい。昔、登下校で通っていた道は、その頃と比べるとだいぶ印象が変わったけど、昔からの空き家は今も空き家だったりする。そして子供が極端に少なくなったと実感する。過疎化だなぁ。