沈殿物を撹拌

思ったこととか感じたことの備忘録です。

家族の変化をいやが応にも突きつけられる日が来る。

九州地方では災害級の大雨らしく、朝からニュースで取り上げられている。

主人の地元、熊本の街中を流れる白川も水位が上がって危険らしい。義実家は大丈夫だろうか、と心配しているが、主人曰く「家のあたりは氾濫する川がないし海の近くの河口付近だから大丈夫」とのこと。

 

こちらも相変わらずの雨で洗濯ものが外に干せないので部屋干しし、ぐずる息子をなだめあやしながらお昼はナポリタンを作った。そのうち、メルカリに出品していたミニトランクが売れたと通知がきた。よっしゃよっしゃと張り切って梱包し、キーロックの解除数字を記した手紙も書いて同封する。不用品が処分されるのも嬉しいが、何より誰か必要な人の手に渡ってくれるのが嬉しい。向こうで可愛がって貰うんだぞ…!

 

午後、息子が昼寝をしている間に、動作をしなくなってしまったMac mini も中身のHDを取り出して処分すべく、スクレーパーを挿し込んで分解してみた。これがなかなかの力仕事で、ちょっとこれ大丈夫か?ってくらいバキバキと音を立てて力を入れるとようやくカバーが外れる。…外れたはイイが、ごちゃごちゃした筐体の中身を見ても何がHDでメモリはどこにあるかとか一切分からない。とりあえず主人にも見てもらおうと、中身丸出しのまま一旦置いておいて、息子を抱っこして夕飯の買い物に行った。初夏はピーマンが安くなるようなので、今日は肉詰めにする。

 

帰ってきた主人にも見てもらったが、なんかごちゃごちゃしてめんどくさそう!と意見が一致したので、これもフォーマットして傷アリジャンク品としてメルカリに出品してみることに。PC関連品はジャンクでもパーツ取りの需要があるらしく結構完売している。育児の合間を見てフォーマットしよう。

 

こんな感じで、私と主人はそこそこ仲もいいし会話もある方だ…と思ってはいたんだが、ここ最近それが揺らいでいる。主人は私に対する言い方がちょっとキツい時があるのだ。授乳中に野球を観ていて、私が「明日の先発は?」と訊ねると、今(スマホの)通知に出たじゃん、と軽くあしらうような言い方をする。授乳中で手が離せないから訊ねたんですけど?とこちらが言って初めてああそうか、と納得する。他にも、テープのりの使い方が分からず弄っていると、ハァ?何してんの?違う!とキツめの言い方をする事が多い。テープのりの使い方が分からないだけでそんな不機嫌になる意味が分からないので、あまり気にしないように私も適当に流しているが、何度も続くと私もイライラして、そんな言い方されるなら話しかけなきゃ良かった!と言ってしまう。

息子が産まれてからというもの、私は関心ごとが100%息子になっており、主人にあまり関心が持てない。これはホルモンバランスの影響らしいので仕方ない側面もあるが、関心がないぶん、あまり礼儀を欠いたことはしないようにしようという、どこか他人のような気になってしまっている。なので、主人側からキツい言い方や雑な扱いをされると、すごく理不尽で失礼なことをされている気分になってしまうのだ。

 

こんなことでいいのだろうか、と考えてしまう。子供の前で夫婦の不穏な空気は出したくない。今はまだ息子は赤ちゃんで理解できないが、コミュニケーションが取れるようになると自分の両親がイライラしているのは敏感に察してしまうだろう。しかし、喧嘩になるからと言って会話をしないわけにもいかない。お互いにセルフアンガーマネジメントが必要だ。

一体、結婚しているみんなはどうしているんだろうか。聞いてみたいが、こちらにはすぐに連絡を取れる仲のいい友人はいない。私個人の人格は全て仙台に置いてきてしまい、川崎では「〇〇くん(息子)のお母さん」という役割で生きていかなきゃいけない、というのも、夫婦間の認識のズレに原因に拍車をかけているように思う。主人の中では夫婦二人+息子であって、行動や性格は夫婦二人のころから何も変わっておらず、そこの息子が参入してきた認識のようだが、私にとっては母子+主人で、幼い息子の世話をする役割を任された私と、外で働いてくる主人、という認識なのだ。

もう私は夫婦二人だった頃のような自由もないし、その頃とは考え方も生活も変わってしまった現実を、主人は分かっているようで分かっていないんだろう。

まぁ、いやが応にも突きつけられる日がそのうち来るんだろうが。