沈殿物を撹拌

思ったこととか感じたことの備忘録です。

お疲れドタバタ賑やか年越し

 仙台のホテルで朝を迎える。2018年最後の朝だ。ちなみにベッドのマットがちょっと硬くて寝つきはあまり良くなかった。

 

チェックアウトは11時なので、主人はシャワーを浴び、私は昨日コンビニで買っておいたサンドイッチと備え付けのお茶なんかをお腹に入れながらだらだらと過ごす。今日は私の実家がある福島に向かうが、妹家族も帰省するつもりらしいので仙台駅まで車で迎えに来てくれる。待ち合わせはお昼頃になるとのことで、ヨドバシカメラで時間を潰そうかと11時よりちょっと早めにチェックアウト。

仙台は快晴だった。放射冷却で空気が冷え込んでて、相変わらずさみー!と面白がりながらトランクをガラガラと押す。スマホの機種変を考えている私は、ヨドバシカメラで新機種やプランを眺め、店員さんに質問なんぞもした。あとはスタバに場所を移し、お茶をしつつ妹の迎えを待つ。

 

言われた時間通りに妹の車はやってきた。妹の旦那が運転で、末の甥っ子が一緒だ。上の子二人は既に実家で過ごしているらしい。甥っ子は窓から顔を出して、私の主人に「僕の隣に座ってー!」とねだっているのでその位置で席についた。甥っ子は私たちにひざ掛けを掛けてくれて、最近ひらがなの読み書きができるようになったなど、一生懸命話し出した。主人は眠いらしく聴いてるんだか聴いてないんだかな反応だが、甥っ子はお構いなしに話している。甥っ子にとって、自分が喋りたいことを喋れるかが重要であって、相手が聴いてるかは問題ないようだ。途中立ち寄ったコンビニで好物の干し梅を買ってもらってますますご満悦の甥っ子。味覚渋いな…。

あとは駆けっこで「最下位じゃなかった」ことを教えてくれた。『最下位』。『ビリ』や『ドベ』ではなく『最下位』!私は若干5歳の甥っ子がそのキレイな日本語をチョイスしたことに感心した。

 

高速を使わずに下道でのんびりと走ったので、実家に着いたのは午後の遅い時間だった。実家には上の甥っ子姪っ子もいた。母はお昼ご飯に鍋焼きうどんを用意してくれていて、「待ちくたびれて延びちゃったわよ〜」と言いつつ、みんなで柔らかくなったうどんを食べた。

一番上の甥っ子は13歳の中学生だ。背が高くて既に175.5cmあるらしい。私は171cmあるので甥っ子に身長が抜かれるのはしばらく先だろうとタカを括っていたのに、もうその日が来てしまった。

ご飯の後にダラダラと横になったりしていたとき、そういえば主人が上の甥っ子に株主優待で貰ったクレーンゲームの無料券をあげたことを思い出した。何か戦利品はあるかときけば、財布を取ったらしい。marvelのロゴが入った立派なラウンドファスナーの長財布を見せてくれた。

甥っ子は思春期まっさかりで最近はあまり話をしてくれなくなったけど、こういう報告をきちんとしてくれるのは嬉しい。

 

日が落ちた頃に兄家族がやってきた。兄側の甥っ子に会える機会はなかなか無いのでみんな心待ちにしていて、実家の人口密度が急に上がって賑やかになる。妹たちは予約していたお寿司と、夜に食べるおやつを買いに出かけ、父と祖母は注文していたお刺身を買いに出かける。私は妊婦特権で何もせず座っていた。

戻ってきた妹夫婦が何やらやいのやいの言っているので聞いてみると、予約していたチェーンの寿司屋さんがあり得ないレベルの混みようだったらしく、10人前で頼んでいたお寿司の容器が既に無くなってしまったので、同じ料金で更に大きい容器の20人前で渡されたらしい。食卓には大量のお寿司と、上物のお刺身、大ぶりのカキフライも並び、大晦日はかなり豪勢な食事になった。

 

ワイワイと食事をしていたら、紅白歌合戦の時間になった。我が家は昔から大晦日は必ず紅白を見るので、笑ってはいけないをリアルタイムで見たことはほとんどない。贅沢で煌びやかなセットと歌を肴にのんびりと夕飯を楽しんだ。近年、紅白はマンネリだの何だの言われているけど、今年の紅白は近年稀に見る豪華で見応えのある内容で楽しい。食後もおもちゃで遊ぶ子供たちの相手をしつつ、Dボタンで曲順を確認し、順番にお風呂に入った。

 

紅白が終わった後、主人のリクエストでEテレの2355年末版にチャンネルを変える。お目当てはたなくじだ。画面上で高速に切り替わる映像をスマホで撮影して、撮れた画面で運気を占うというもの。私は「富士吉」で、富士山みたいに高い吉、とのこと。主人は何も書いていない真っ白を撮っていて、なんじゃこりゃ?と思ったけど、これはこれで大当たりらしい。

 

あとはチャンネルをザッピング。年末恒例のジャニーズカウントダウンコンサートの中継も見た。ジャニーズはあまり詳しくないのだけど、大晦日の深夜に大勢のファンの女の子たちが一堂に集結して最高に盛り上がっている会場を見ると、何やらその景気の良さにこちらまで元気が出てくるので、年明け最初に眺めるには縁起がいい気がするのだ。

私がお風呂から上がると、みんなで年越しそばを食べながらナイナイの面白荘を見ていた。ビジュアル系に扮した人がボケと思わせて個性的なツッコミをするコンビが面白かった。

 

年も無事に越して、賑やかな実家もそろそろ就寝の時間。

来年の年末は家族が更に増えている。どんな賑やかな年越しになるのか楽しみだ。