沈殿物を撹拌

思ったこととか感じたことの備忘録です。

北へ里帰り

育児をする夢を見て起きた。

夢の私はベランダで洗濯物を干している。しかし寝ている我が子が気になって全然捗らない。ベランダからチラチラと部屋の我が子を見ながら、いつ起きるんだろう、起きて泣き出したらおっぱいをあげなければ!とそわそわしている。しばらくして、いつのまにかいた母が「泣いてるよ〜」と抱き上げて教えてくれた。よっしゃ! 待ってました!と張り切っておっぱいをあげようと母から我が子を受け取ったら、なぜか泣き声がより一層酷くなって、えぇ〜お前はばぁばの方がいいのか!とショックを受ける夢だった。

 

そんな今日はとうとう里帰りだ。ご飯を済ませて化粧をし、前々から作っていたリストどおりに荷物をまとめる。主人の入れてくれたコーヒーを飲んで一息ついたら、荷物を積んだ車で出発。

 

里帰り、と言っても今日向かうのは地元の福島ではなく仙台だ。

出産前に仲の良い友人たちに会って色々と話しておきたかったので声をかけると集まってくれるという。東北道を使って北へ向かう。途中で主人がなぜか道を間違えて越谷で高速を降りてしまったので、ついでに日高屋に入ってお昼を食べた。テーブルに置いてある漬物が美味いと噂だったが本当だ。

高速に入りなおしてひたすら走り、無事に仙台へ。泊まるホテルにチェックインしてから、集合時間まで以前通ってた英会話スクールに挨拶に行く。

主人とはここで出会った。私は英語がおぼつかない生徒で、主人は英語ペラペラの重鎮みたいな存在だったのだ。そのうち、歳が近い人同士で集まってスクールの時間外でも飲みに行ったりバーベキューや野球観戦をするようになり、その中で主人と私は仲良くなって結婚した。

 

スクールのインストラクターは私たちを歓迎してくれて、妊娠の報告をしたらかなり驚きながらも喜んでくれた。レクリエーション中だった顔見知りの数人からも驚きながらもお祝いの言葉をもらえた。直接伝えることができてよかった。

その後、外国人インストラクターのアダム(スロバキア人)からレクリエーション参加のお誘いがあったので、もう生徒じゃないにも関わらず混ぜてもらう。私は久々に英語が話せて楽しかった。

 

時間になったので集合場所の居酒屋へ。熊本での披露宴にはるばる来てくれた仲良し女子3人と久々に合流。近況報告や確定申告、最近の健康診断結果の話で盛り上がる。アラフォーともなると会話のトピックスの変化をしみじみと感じる。

確定申告の話で、友人のなおこがかなり心に響く話をしてくれた。

なおこはご両親が離婚していて、妹さん夫婦がお母さんと同居、病気持ちのお父さんはなおこの扶養に入っている。40代も近くなると、早い人だと自分の両親の病気や介護の話題も周りでチラホラ出てくるので珍しくはないけど、それで参ってしまったり、自分の将来を悲観している知り合いの話もボチボチ聞き始める。

なおこは施設に入っているお父さんに仕送りをしながら、緊急連絡を受けたり定期的に様子を見にいったりしているそうだ。私も主人も自分たちの両親がまだまだ元気で現役だったりするのであまりピンと来ず、大変だなぁくらいの気持ちで聞いていた。

しかし、なおこはその状況を逆手にとって、障害者手帳2級のお父さんを扶養に入れることと仕送りの証明を申告することで自身の税金を安くしているとのこと。自分自身ではコントロールできない状況や環境でも、悲観して身動きが取れなくなる人もいれば、制度の情報をきちんと集めてたくましく生活する人もいる。気の持ちよう次第だなぁと改めて感じた。

 

楽しかったり為になる話をたくさんして、満足したのでお開き。

ホテルに戻り、大浴場でゆっくりとお風呂に入った。最近は部屋にバスルームがあっても大浴場施設があるビジネスホテルが増えている気がする。部屋に戻ると早めに寝た。

夫婦二人で過ごすのも最後だと思うと寂しいような実感が湧かないような。