沈殿物を撹拌

思ったこととか感じたことの備忘録です。

大人が眠れなくなるほどオバケや幽霊より怖い話

里帰りを終えて川崎に帰ってきて1週間以上経った。

夫婦ともに徐々に生活ペースが掴めてきたが、やっぱり些細なことで喧嘩になったり言い合いになったりしてしまう。大人2人の生活であればお互い自立しているので勝手に落とし所を見出せるけど、子供がいるとそうも行かない。私たち夫婦も例に漏れず、という感じだ。

 

しかし、主人に嫌味っぽいことを言ってしまうとそのあとすぐに自己嫌悪に陥ってしまう。あぁ〜こんなことを言いたいわけじゃないのに…子供の前で仲の悪い夫婦の姿は見せたくないのに…でもだからといって言いたいことを飲み込んでちゃ伝わらないしなぁ…など、グルグルと考えながら授乳してるとおっぱいの量も減ってしまいそうだ。言いつつ、実際母乳は出まくってるんだけど。

 

幸いにも、息子は今のところすこぶるお利口さんだ。実家にいた時よりおとなしく、お風呂も泣かずに入ってくれるし。寝入りのグズグズもしなくなった。先日は予防注射に行き、同時接種で3本もブスリと刺されたが泣いていたのはその時だけで、あとはケロリとしている。まぁ、どの赤ちゃんもそんな感じだけど。これが知恵がついてくる年齢だとそうもいかなくなるんだろうなぁ。

 

こっちに帰ってきてから、まず不安だったのが予防接種を受ける病院をどこにするか、だった。どの病院も徒歩ですぐ行ける場所になく、車を出すか…タクシーで行くか…などと考えてたら、なんと3月に徒歩圏内で小児科が開業したのだった。早速行くと設備はキレイでスタッフも先生も丁寧で優しい。いい場所にかかりつけ医が出来て安心した。

 

あと、主人の友人から男の子用の服のお下がりが大量に届いた。子供服はひとつひとつのサイズが小さいので、箱の見た目以上に多く入っており、雪の日でも着れるようなつなぎのダウンも入っていた。これはいい。冬になったらこれを着せてゲレンデに行こう。そして私はスノボを解禁しよう。

 

仙台時代の友人も、息子の顔を見に遊びに来てくれた。友人は今春から東京に転勤になり、千葉に住んでいる。北海道に勤務中の彼氏も、東京で転職すべくやってきたらしい。友人お祝いに食事用のシリコン製スタイと、絵本をプレゼントしてくれた。どちらもそのうち買わなきゃな〜と考えていたのでとても嬉しい。もう少し月齢が経ったら読み聞かせよう。

 

夫婦ではお互いにムッとしたり言い合ってしまうこともあるけど、周囲は息子の誕生を喜んでくれて色々と気を回してくれているのを実感する。本当にありがたいことだ。最近、怖い記事を見て眠れなくなったので余計にそう思う。

怖い記事とはオバケでも幽霊でもない。息子が寝てるあいだにネットニュースを見てみたら、今話題の老後2000万円問題(老後、95歳まで生きると考えると年金だけじゃ資金が2000万円足りないという試算が出たという問題)の関連で老後破産の実例という記事がサジェストされていて、その原因のひとつに「晩婚化」がある…みたいな話だ。42歳で第一子を授かり、奥さんと息子2人の四人家族で、そこから住宅ローンと教育資金を工面しつついたら、退職金が予想より大幅に少なく、定年後の再雇用でも年収が3分の1まで下がってしまって毎月の生活費が赤字だとかそういう話だ。うわぁ〜うちもこうなるんじゃ…と思うと不安でガクガク震えてしまう。

これが30歳で第一子であればいろいろな資金計画が10年前倒しになるから避けられた、みたいな記事だったが、時間は戻せない。我が家の稼ぎ頭は主人なので、お金や投資のことは主人を信じて任せよう。

 

できれば私も働きたいが、育児や今後の家族計画も視野に入れると社会復帰はまだまだ先になりそうだ。それだけ現場から離れていたら、前職を活かした再就職はほぼ無理だと思っている。

そういえば最近、前の職場の奥さんから連絡がくる。あちらも、業務の相談をできる人材が一気にいなくなってしまって、私に尋ねるしかないらしい。SEO対策について知りたいようだけど、前知識がないひとに口頭や文章で簡単に説明・実践できるものでもないし、私に環境があればアナリティクスでマーケットリサーチして出来るだけ最適な方法にしてあげられるんだけど…と思うと歯がゆい。

安価でもいいので報酬をもらえれば、実績にもなり再就職の時の強みになりそうなんだがなぁ。どうしたもんか。